【編み物】【かぎ針編み】【用語】📚英語パターンはここに注意! 📝USタームズとUKタームズについて📝


 
みなさま、スザンナです。
本日は、編み物をなさる方、
特に、かぎ針編みをなさる方に知っておいてもらいたいお話です。
 
 

📚英語パターンを読むときに注意!

📕USタームズとUKタームズについて📕

 
 

📚英語パターンは好き?

 
みなさんは、英語のパターンをお読みになりますか?
 

📝えー、英語って苦手で~

📝編み図がなくて~

📝略語だらけで全然イメージ湧かなくて~

📝インチだからイマイチ分からなくて~

 
というお声をよくお聞きします。
 
 

📝編み図があるのとないのとでは大違い

 
たしかに、日本の編み物本に慣れ親しんでますと、編み図が全くない文字だらけの英語のパターンは、まるで辞書を読んでいるようで、イメージがわきにくいと思います。
非言語コミュニケーションと呼ばれる、グラフィックがいかに理解を助けてくれいるかを実感できるのはまさにこういう時ではないでしょうか。 

🖊「編み物本は嫌い、YouTubeの方が分かりやすい」


とおっしゃる方々は、まさにこのタイプでしょう。
 
かくいう私も編み物本では理解できなくて、YouTubeで編み物を教えてもらった独学タイプです。
 
そして私はいまでも、こういう文字だらけのパターンに出くわすと、いつもパターンを読みながら編み図を描くことにしています。
皆さんも編み図が描けるといろいろ便利ですので、是非編み図も覚えてみてください。

ここに、編み図を上手に描くコツを動画にしましたので、ご紹介しておきますね。
興味がある方はご覧くださいませ。



 

 📝この略語がそもそもなじめない

 
さらに、英語は日本語よりも文字数が多いため、頻繁に略語が出てきますよね。
もちろん私たち日本人も良く言葉を短縮して、とか、女子高生をJKなどと呼んだりもしますし、あれ、それ、これ、などのようにニュアンスで話をすることも多い民族だと思います。
 
でも、アルファベットをローマ字読みで入った私たち日本人にとって、
 

JK=JOSHI KOSEI=女子高生

は理解できても、

WS=Wrong Side=裏面

 
は、もうなんというか、
根本的に何かが違っていて、明らかに想像の枠を超えていますよね。
 

🖊まず、なぜ、そもそも「W」なのに「ら」行なのか。

🖊なぜ、「間違ってる」が、突然「裏」という意味になるのか。

🖊なぜ、「サイド」なのに、「横」じゃないのか。

 
これについて成り立ちから語りはじめますと長くなるので割愛しますが、
そもそも思考回路が異なるため、
英語から日本語に翻訳する際に、
あちらさんの思考回路ではこういう風な言い回しが自然発生するけれども、
こちらの思考回路ではこういう風な言い回しが自然発生するのだ、
ということなのです。
 
そして、これが「Googleで翻訳すると変な訳が出てくる」という都市伝説なのです。

そして、おそらくこの部分でのイメージの相違こそ、皆さんが英語パターンに挫折する部分だと思います。

 

📝だから、インチやオンスで書かれても~

さらに足を引っ張るのがインチとセンチの違い、そしてポンドとキロの違いです。

📕日本ではインチは使いません。

ということは、インチの延長線上にあるフィートも使いません。
そして、フィートの延長線上にあるヤードも使いません。
つまり、インチが分からなければ、フィートもヤードも分からないわけです。
でも、布を買う時、ヤードって結構出てくるんですよ。

📕また、日本ではポンドは使いません。

ということは、ポンドの下に位置するオンスも使いません。
でも、糸の太さを表したり、香水の免税範囲を示すときにオンスって結構出てくるんですよ。
 
ここに関しては、今回は違う話題となりますので、また後日詳しくお話しますね。
合わせて覚えておいておかれると、今後の計算が大変楽になります。 

 

 

前置きが長くなりましたが、いよいよ本題に!!

 

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📚どうしてUSタームズとUKタームズのふたつがあるの?

 

さあ、本題に入りましょう。

USタームズとUKタームズ、なぜそもそもこのふたつが存在するのでしょう?
実は、このふたつは似ていますが全く違うのです。
USタームズだと思ってUKタームズで編みますと、全然違う編み目になります。
ですから、今日はぜひともUSタームズとUKタームズを覚えるついでに、英語の編み物用語も覚えていってくださいね。


 

📕タームズっていったい何?

 
タームズはターミノロジーと呼ばれることもあります。
ターミノロジーとは、特定の分野の専門用語、という意味です。
 
 

📝USタームズとUKタームズって具体的にどこの国で使われてるの?

 

📕USはアメリカ圏を指します。

私がいつも「動画のサムネにアメリカ国旗」を載せているのは、ここに理由があります。
私はアメリカ英語の発音や言い回しで話しています、という意味ではありません。

🖊「私は、UK用語ではなく、US用語を使っていますよ」という意味なんです。

つまり、それくらい大切な違いであるということです。
 
そして、USタームズは、英語を母国語としない人たちの間では一番よくつかわれているタームズとなります。
英語じゃない人が動画に略語や字幕を付けていてくれる場合、たいていの場合はUSタームズと考えて間違いありません。
 
 

📕UKは(United Kingdom)の略で、グレートブリテン島から北アイルランドまでの4つの王国が集まった連合王国です。

また、それ以外にも、イギリス国王を君主として存在する国家を英連邦王国と呼んでいます。
そして、その中には、アンティグア・バーブーダ、オーストラリア、バハマ、ベリーズ、カナダ、グレナダ、ニュージーランド、パプアニューギニア、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、ソロモン諸島、ツバルがあり、チャールズ3世はそのそれぞれの国家においても王として君臨しています。
 
また、さらに、イギリス連邦と呼ばれる同盟国家もあり、その同盟には56か国が加盟しています。そして、その中には、シンガポール、インド、バングラデシュ、モルディブ、パキスタン、スリランカ、マレーシア、ブルネイなどの東南アジア国家、オーストラリアを筆頭にオセアニア地域、バハマやソロモン諸島を筆頭にカリブ海地域、地中海沿岸のヨーロッパ地域、南アフリカやザンビアを筆頭にアフリカ地域などその地域は大変広く、いかにあの小さなイギリスが世界中で大きな力を持っているかということが良くお分かりいただけるのではないかと思います。
 
というわけで、UKタームズと聞くだけではそれほど大きな影響力がないと思われるこの用語も、その影響範囲を考えますとかなり大きな意味を持っていることをご理解いただけるのではないかと思います。

🖊特に、英連邦王国であるオーストラリアやニュージーランドにおいてはUKタームズが一般的と考えて良いと思います。 

しかしながらカナダのみ、同じく英連邦王国ではあるものの、その経済圏がアメリカに近いこともあり、カナダでは主にUSタームズが使われていると考えて良いと思います。

 

というわけで、同じ英語を話す国々なわけですが、

ことかぎ針編みに関しては、

📖USタームズ、UKタームズ、と二つの異なった言語を用いている📖

ということまではご理解いただけましたでしょうか?

 
 
 

📚USタームズとUKタームズの成り立ちについて

 
それでは実際に見ていきましょう。
 
 

📕英語圏におけるかぎ針編みの基本

かぎ針編みでは、何本糸がかかっているか、ということが重要になります。
 
ここが日本とは全く異なる点です。

📝日本においては、細編み、中長編み、長編み、と出来る編み目の長さによって名前が付けられています。

📝ところが英語圏では出来る編み目の長さには焦点は当てられておらず、常に何本であるか、という点が重要視されています。

例えば、延長長編み、という編み目の場合、出来上がる編み目は長々編みとほぼ同じなので、それは変わり長々編み、あるいはスリム長々編みでも良いのではないか、と私などは思ってしまうのですが、それが長編みと同じ形で編み始める、という点において、英語圏ではどれほど出来上がる編み目の長さが長くなろうともそれは長編みである、ということになるのです。

 

📕UKタームズの基本

📝UKタームズにおいては、その数の基本はかぎ針にかかっている本数からとなります。

つまり、UKにおけるかぎ針編みの1の基本は鎖であり、引抜編みなのです。
よって、引っ張ってきて2本かけてから引き抜く細編みは、2の基本となり、それゆえダブル(2重)と呼ばれます。ダブルのかぎ針編みだから、ダブルクロシェットと呼ぶのです。
3本となる中長編み、長編みは、それぞれハーフトレブル(半分の3重という意味)クロシェット、トレブル(3重という意味)クロシェットと呼ばれます。
4本の長々編みは、ダブルトレブルクロシェットとなります。

 

📕USタームズの基本

📝USタームズにおいては、その数の基本はヤーンオーバーの数(かぎ針に糸を巻く回数)を土台とします。

よって、鎖や引抜編みは0(ゼロ)ということになります。
USにおける1の基本は同じくかぎ針にかかっている本数ではあるのですが、目の中に刺して糸を引っかけて戻してくる際にかぎ針にかかっている本数を数えるため、細編みだと1本しかかかっていないので、シングル(1重という意味)クロシェットと呼ぶのです。
よって、中長編み、長編みのように最初にヤーンオーバー(糸を巻く行為)を一度行う編み目はそれぞれかぎ針に2本かかった状態で編み始めることから、ハーフダブルクロシェット、ダブルクロシェットと呼ばれます。
 
 

📕スザンナの超手抜きな覚え方

 
私はもっと簡単に、
 

📝「USタームズ+1がUKタームズ」

 
と覚えていました。
 
しかしながら、やはり成り立ちを知ることはとても良いことだと感じましたので、ここに記しておくことにしました。
もしかしたら、「なんで?」「なんでそうなるの?」って思う人もいらっしゃると思いましたので。

 
 

📚一覧表にまとめたよ!

 
ということで、ここに大まかに編み目の呼び名と略語を表にまとめておきますのでご利用ください。
 



 
 
 

📕また、今回は編み物用語のUKタームズとUSタームズに焦点を当てて説明しましたが、共通で用いる編み物用語や略語につきましても、また機会がございましたらお話してみたいと思います。



本日も最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
 

📕どうぞ皆様も「英語は苦手~」などとおっしゃらず、世界には素晴らしい編み物の世界が無限にございますので、是非その仲間入りを果たしていただきたいと思います。

 
少しでも多くの日本の方々が英語を理解できるように、そして編み物を楽しんでいただけるように、これからも日々努力してまいりますので、組んでほしい特集などございましたら是非お気軽にお問い合わせください。
 
 

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それでは最後までお付き合いありがとうございました😊 
また次回もお会いしましょう。
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