【編み物】YouTubeチャンネルを始めて5年が経ちました


みなさまこんにちは、スザンナです。
早いもので、YouTubeで動画を配信するようになって5年が経ちました。

実は、チャンネルの開設と、私の誕生日が近いこともあり、両方のお祝いを兼ねて、このような立派なケーキもちょうだいしました。

こちらは、京都の山科に本店がある、スイスケーキのお店、「ローヌ」さんのレアチーズケーキだそうです。




わざわざ名前もこのように入れてくださったんです。
とっても可愛い。



切るとこんな感じで、クリームもたっぷり入ってました。

上には、ラズベリーソースがたっぷり。
下はチョコレートとビスケット。
甘さ控えめでこんなに大きくカットしたのに、
ペロリと食べちゃいました。
ごちそうさま😊


ローヌさんのオンラインショップはこちら


 
ドイツとオーストリアの両方から国家マイスターの資格を取得されたオーナーと知って納得です。

初めていただいたのですが、味や見た目が他のお店とは違うんです。

オーストリアは、フランスやイタリアよりも少し寒い山の中の国だからでしょうか。

素朴なんだけど、とても良い材料をふんだんに使って作られてました。




東ヨーロッパはベリーの産地で、私も時々業務スーパーで冷凍のミックスベリーを買うのですが、産地が東ヨーロッパなんです。大粒のラズベリーは酸味が利いていておいしいんです。
実は、私が小さい頃は、裏の山に木苺(ラズベリー)が自生していて、近所の人たちに有名だったんです。私も母に連れられて完熟のラズベリーを食べにお散歩に行ってました。甘くておいしいんです。
だから、大人になって外国のラズベリーを食べたときに、ん?ちょっと酸っぱくない?って思ったりもしたんですよ。
 
それもそのはず、
日本は、世界でも最高においしい果物の産地のひとつなんです。
特に甘さにかけては世界一じゃないかと思っています。
わざわざ果物を買うために日本に来る旅行客もいるんですよ。



フルーツ一筋で大金持ちになった男性のお話

 

タイ航空時代は、クルーは日本の梨、巨峰、マスカット、柿、琵琶、桃に目がなくて、夜到着で朝出発のショートステイの便では、クルーたちが、せっかく日本に来たのにスーパーに行けない、と大ブーイングで。
そこで、気を利かしてくれた関空での滞在ホテルが、業者に頼んで、10㎏の箱で最高級の果物をホテルのフロントに並べ始めたんです。
そしたら、それが大当たりで、並べた分だけ全て完売してしまい、ショートステイ以外のロングステイのクルーまでが、スーパーで買うのをやめて、その果物を箱買いするようになったんです。
最初は隅の方で5箱くらい並んでいただけだったんですけど、ひと月もしないうちに何十箱も並び始めて。
なにしろ、そのホテルはうちの航空会社しかステイしていなかったんですが、うちだけで、毎日4便のクルーが集まるので、100室以上あるホテルが毎日満室だったんですよ。
 
前にもお話しましたが、クルーはタイ国内でも有数の良家の子女たち。
クルーの総人数は3000人以上。
日本に来れるのは単純計算でも30回に1回。
月に10本こなすとしても、3ヶ月に1回しか来れません。
さらに世界中を旅してまわるので舌が肥えているんです。
だから、高くても品質が良いなら買うんですよ。
富有柿を。シャインマスカットを。琵琶を。箱で。
そして、家族のほかに親戚やお手伝いさんたちも日本からの果物を待ちわびていて。
おまけに、その季節に日本に来れない同僚の分までお金を預かってくる人たちもいて。
とにかく店が閉まっている夜のチェックインと朝のチェックアウトはフロントも大忙し。
 
それに気を良くした搬入の果物屋さんが、各航空会社がステイするホテルと交渉して、どんどんフルーツをクルー相手に並べ始めて。
そしたら、どのステイ先でもバカ売れしたらしく。
その果物屋さんは海外の航空会社一筋で大金持ちになったんですよ。
 
タイ航空相手にお商売する人はみんなお金持ちになる、という伝説が世界各国にあるんですけど、日本の関空の果物屋さんもそのひとつになりました。
とにかく、コツは、クルーが欲しがるものをなにがなんでも提供すること、です。

ただ、フライト数が激減したCOVID-19以来、航空会社一筋だった各業者さんたちは大変な思いをなさってるかもしれませんね。ケータリング会社や清掃会社など、様々な会社が恩恵を受けていましたから。

また、話が横に逸れてしまった。





ヨーロッパとアメリカのケーキの違い




こちらのチーズケーキもやはり、
東ヨーロッパとも仲の良いオーストリアならではのベリー感。
ニューヨークチーズケーキに少し見た目が似ていますけど、
味が全然違います。
こってりと甘いニューヨークチーズケーキも大好きだけど、こっちもおいしい。
甘さはぐっと控えめ。酸味を引き立てて。
そこに、ビターなチョコレートがパンチを与えて。
その組み合わせはヨーロッパ人の味覚。

タイ航空でも、成田からの便ではオレンジピールとチョコレートとヨーグルトのケーキの月があるんですけど、白人さんたちに大人気でした。
日本人にはあんまり受けませんでしたが。
さらに、下のビスケットはフォークも刺さらないほど固いので、
上のチーズをすくって食べた後にビスケットをかじらせていただきました。





オーストリアはドイツに近く、王室のハプスブルク家が暮らしていたこともあり、
ケーキが大好きなフランスのマリー・アントワネットは、オーストリアのハプスブルク家出身です。お母様はマリア・テレジアです。
今でもオーストリアにはその頃の貴族が暮らしているそうで、
近隣のチェコなどは、私たちは東ヨーロッパ(社会主義国家で農業と工業がメイン)と習いましたので、武骨なイメージがありましたが、
実は大変オーストリア寄りの格式高い国なのです。
今でも残る古き良きヨーロッパを散策したい方は、オーストリア、チェコなどを旅行されるとよろしいかと思います。

さらに、オーストリア、スイスはベルギーと並ぶチョコレート国です。
バンコクの空港でも、直行便がある関係で、ゴディバと並んでオーストリアやスイスのチョコレートの箱が並んでいました。

オーストリア ウィーン デメルのチョコレート
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スイス リンツのチョコレート
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また、ドイツとオーストリアはお隣同士。WW2(第二次世界大戦)の頃は、ナチスを支持するオーストリア人も多くいました。
 

 
 
以前動画でお話したことのある、ドイツ女優のロミー・シュナイダーさんは、実はオーストリア人で、お母さまがヒトラーさんと親交がおありだったそうで、その事でロミーさんは戦後もかなり圧力をかけられていた、というような話をその本で読みました。 

ロミー・シュナイダー事件
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つまり、西側のドイツと、永世中立国となったオーストリアはいわば親戚同士みたいなところがあり、マイスター制度で職人を大切に保護するドイツは、資本主義ながらも職人に敬意を払い、そのおかげで高い技術力を保持できるのではないか、と私は考えています。
日本も、特に京都では職人の高齢化が問題となっており、また、伝統工芸が廃れつつあり、私はとてもそのことに心を痛めています。
何か、日本でもそのような制度を設けて、経済効果とはまた別の観点で職人さんたちの保護が出来ないものかな、と思えてなりません。
誰か、いいアイデアをお持ちで、政治の世界にも働きかけてくださる方がいらっしゃったらなあ、と期待するばかりです。

そんな感じで、毎回話が逸れるんですが、
 
シンプルだけどずっしりと来るケーキを召し上がりたい方におすすめのケーキでした。

ということで、最後までありがとうございました。
またお会いしましょう。




スザンナのお店はこちら https://www.yoneyamadou.com/page1.html

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