ミステリーCAL2023 秋から春までずっと着れるVネックカーディガンが完成しました 【編み物】【かぎ針編み】【トップダウン】


 みなさま、こんにちは、スザンナです。

2023年2月1日から始まったミステリーCALのVネックカーディガン。
最終的に仕上がりはゴールデンウィークまでかかってしまいました。
いえいえ、難しいとか、編むのに時間がかかる、とかそういうわけではないんです。
ただ、単純に、どうやって進めようかなあ、袖口はどんなデザインにしようかなあ?などといろいろ悩んでるうちにどんどん時間が過ぎて行ってしまっただけなんですよね。
特に遅れた理由の一つが色合わせです。
バランスを考えたり、配色したり、もう大変。
 
 

配色に悩んだら、まずここを読んで

 

そんな私が皆さんにお勧めしたいのは、ロングピッチのグラデーション毛糸です。

特に、濃淡だけでなく色んな色が混ざり合ったケーキ型のグラデーション毛糸がお勧めです。

そして、本体や袖のシンプルな編み目部分には同じ色の単色毛糸を持ってきたらうまく行くはずなんですよね。

これが私がたどり着いた答えです。
 
というわけで、おすすめの毛糸をご紹介します。
 
 

ミステリーCAL2023でお薦めする毛糸はコレ!


それは、Scheepjes(スケイプイエス)さんから出ているWoolly Whirl(ウーリーワール)とWoolly Whirlette(ウーリーワーレット)です。

 
こちらのウーリーワール(全9色)とウーリーワーレット(全5色)は中細サイズの糸で、ウール30%とコットン70%という秋から冬、冬から春、という季節の変わり目に適した素材が使われています。かぎ針サイズも6号から7号推奨なので、ばっちりですね。
 
また、1巻1000mのウーリーワールと、1巻455mのウーリーワーレットはどちらも同じ素材であるだけでなく、それぞれのウーリーワールに適した5色のウーリーワーレットが用意されているんです。
 

つまり、わざわざ自分で合う色や合うサイズの糸を探し回らなくても最初から組み合わせる前提で作られているんですね!!

 
さらに、このウーリーワールの色はスイーツを連想させるカラフルで可愛らしい色から落ち着いた大人の色が展開されていて、今回のミステリーCALのように段によって模様が変わる編み目に最適なんです。
自動的に色が変わるので、模様が勝手に浮かび上がるシステムになっています。
 

さらに、最初からほぼ最後まで糸を切らずに編むトップダウンなので、対比色のウーリーワーレットと色がシフトしていくウーリーワールを模様によって使い分けることもできます。

 
また、カーディガンなので往復編みを基本としていますが、どうしても編み始めに残してきた糸を使いたい場合には、もう1度同じ方向に編めば問題もすぐ解決できます。
 
もう、これしかない、って感じです。 


ウーリーワール(全9色)


1巻215~225gで1000mの長さがあるウーリーワールは、その名も「ウールの渦巻き」。外から使ってもいいし、内側から使っても良いです。そう、最初から2色と考えて対比させたいところは内と外で使い分けたら良いわけなんです。素晴らしい!

では、どんな色があるか見てみましょう。

 

 

 グラデーションにはいくつか種類があるのをご存知ですか?

 

①色目は同じで濃淡でグラデーションを付けていくタイプ

②対比色を徐々に変化させていくタイプ

③真ん中から内と外に向かって同じ色に変化させていく鏡(ミラー)と呼ばれるタイプ

などなど。
 

①のタイプはゆっくりと徐々に色が変わるので、色の対比で模様を浮かび上がらせる編み方には向いていませんから、内と外の両方から編み分けることをお勧めします。

編み終わりが中間色となることも覚えておき、単色に移行する際に中間色に合う色を用意しておくとギャップなく編むことが出来ます。

自分に似合う色を知っている人であれば、これ一択

いつまでも飽きることのない作品に仕上げることが出来ます。
反面、連続で使用する場合、幅が狭いと色がなかなか変わらなくて、間延びしてしまったり、新しい巻に変えた時に突然色が変わることもお忘れなく。
 

②のタイプは対比色が用いられていることが多いので、華やかな仕上がりになります。

最初から多色使いなので、単色に移行する際にも、どんな色を持ってきても違和感なく似合うのが、この②ということになりますので、

どうしても迷ったら②を選ぶ

というのもひとつの選択肢となります。
注意点は、例えば前身頃と後ろ身頃を別々に編む場合はそれぞれ同じ色で編み始めること、顔に近い部分に似合う色を持ってくること、合わせる服と接する側にその服と似合う色を選ぶこと、などです。
 

③のタイプは何巻も連続して使うデザインで使用しますとストライプ模様が浮かび上がるようになっています。

ですので、

トップダウンのワンピースに最適

シンプルな編み目で編んでも綺麗に仕上がります。
反面、本体と袖などのように編む幅が違う場所ではストライプの出方が変わりますのでご注意ください。
 

このミステリーCALを編むなら

内と外の両方の糸を同時に使いながら色を変化させる編み方に向いているのは①と②のタイプとなります。
③を使う場合には、①や②よりもピッチが短いので、気にせずにそのまま編む方が綺麗に編めるでしょう。
 
さて、続いて単色の方もご紹介しますね。
 
 

鉄板の単色5色

 
 
 

もし、色を決めあぐねているのでしたら、まずこの中から基本とする本体と袖の色を決めてしまいましょう。

そして、その色に似合うグラデーション毛糸を選ぶと失敗しにくくなります。
 
例えば、いつも黒い色と合わせる方なら、572番のような深い色を組み合わせると落ち着きが生まれます。
 
どうしてもグラデーションで欲しい色が見つからないときは、あえてこの5色を1玉ずつ使ってみる、というのもありかもしれません。その場合、本体と袖の繰返し部分は、同じ段数で同じ色をカラーブロックのように合わせて編むと計算しつくされたスタッシュバスター風の素敵な仕上がりになります。
 
またこの中からメインカラーを選んで、それに合わせて1色か2色をチョイスする、というのもうまく行くと思います。私は5色使いましたが、メインの白以外はそれほど使いませんでした。
 

どうしても糸が足りなくなって、これ以上予算を割きたくないときは、袖や裾を短くボレロのように仕上げてみませんか?それこそ春や秋に楽しめる素敵な着こなし方だと思います。

 
 

スケイプイエスさんのウーリーワールとウーリーワーレットはスザンナのお店でご購入いただけます。気になった方は是非お店までお越しくださいませ。なお、商品ページは会員様のみご覧いただけます。


スザンナのお店はこちら 

https://www.yoneyamadou.com/page1.html

 

 

スザンナのミステリーCAL2023の編み方

さて、糸の準備はできましたか?

では、一緒に編みましょう♪

Part 1

あなたのカラーセンスが一番試される時。
顔周りは必ず自分に似合う色を選んでね。

https://youtu.be/fZSj5N5J8uU
 

Part 2

本体と袖を分離。
本体を編む時は、袖とのバランスを考慮してね。
背の高い人なら、ここにも派手な色を持って来ると、バランスが生まれるよ。
背の低い人なら、ここには目立たない色を持って来ると、始まりの部分が襟のように引き立つよ。
レリーフ模様が多すぎると感じたら、本体の模様を早めに始めるのもひとつかも。

https://youtu.be/KumMpCSKO4I


Part 3

3回目では、本体と袖のメインスティッチの編み方と、減らし目についてです。
この模様は、簡単だけど連続で編むととってもきれい。
やっぱり袖は減らし目したほうが綺麗に仕上がります。

https://youtu.be/BhnI8lrvYpc
 
Part 4

さあ、ようやく全体像が見えて来ましたね!
何度も試着して,着心地や丈を確認しながら編んでください。
私は首元の広がりが気になったので、簡単に着心地を改善できる方法をご紹介します。
また、袖と裾には最後にアクセントを付けるので、その丈も考慮しながら編み終わりましょう。

https://youtu.be/exN-WYeRNyY
 

Part 5

最終回!
はい、出来上がりました。
袖口とカーディガンをぐるっと囲んだラインもカラーセンスが試されます。
困ったら単色で編んでください。
どこにも売ってない、みんなの目を惹くカーディガンの出来上がりです🤗
これぞ手編みの醍醐味🤍

https://youtu.be/ZtukmEZrHRQ


編んでくださった方の写真を募集してます!

こちらのカーディガンを編んでくださりましたら、ぜひ写真を送ってください。
いただいたお写真はこのページに掲載させていただきます。
その他の作品も送って頂いた分につきましては適宜掲載したいと思います。
なお、個人情報の都合上、お名前やアカウント名等の掲載は控えさせていただきます。
ご応募を心よりお待ちしております。

お写真はこちらにお送りください。



Kさま



 

それでは最後までお付き合いありがとうございました😊

また次回もお会いしましょう。

 

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