【編み物】【用語】【英語パターン】繰返し部分の読み方の基本
皆さん、こんにちは、スザンナです。
今回も英語パターンの読み方についてお話していきたいと思います。
繰返しってどこからどこまで?
今回は繰返し部分についてのお話となります。
海外パターンでは編み図を用いる代わりに文章での説明が多いので、編み図だと図面で表示するだけの繰返し部分も全て文章での説明となります。
そのため、この文章に辟易して海外パターンが嫌いになる人も多いかもしれません。
ですが、著作権を考えた場合、編み図よりも文章の方が著作権で守られやすいので、特に権利大国のアメリカなどでは率先して文章を取り入れてきた背景があるのでしょう。
日本の編み物本が世界中で読まれているのは、ひとえにこの編み図のおかげと言っていいでしょう。日本語のように特殊な文法や文字を用いる言語では世界で読んでもらうには必ず翻訳を必要とします。しかし、編み図は世界共通です。言葉は通じなくても編み図なら出版した状態で読んでもらえます。
ただ、一斉に編み図がばらまかれてしまうという怖さがあり、そうなると消尽するまでの期間が短くなる、というデメリットもあるでしょう。
さて、本題に入りましょう。
英語パターンにおける繰返しはこう読む
英語パターンの場合、繰り返しには2種類あります。
1.記号で、どこからどこまで、と明確に指示されている場合(編み目が多い)
2.以下を繰り返す、と説明されている場合(段の説明で使われやすい)
1.の場合は* *、** **、[ ]、で区切られていて、何回それを繰り返すのか、などが書いてあります。
2.の場合は、文章を読んで理解してそれを繰り返していくことになります。
1.の場合の例題
(hdc in next 2 sts, sc in next 3 stitches) twice, then sc across
これはどう編めばいいでしょう?
編み図で書くとこうなります。編み図は右から左に向かって読みます。
++++++++++TT+++TT
文章で説明するとこうなります。文章は左から右に説明していますが、実際に編むときは、右から左に編みます。
中長編み2目、細編み3目、中長編み2目、細編み3目、残る各目に細編み
2.の場合の例題
Repeat Round 2 for even rows, and Round 3 for odd rows
これはどう編めばいいでしょう?
段数で書くとこうなります。
R3
R2
R3
R2
R3
R2
R1
文章で説明するとこうなります。
偶数段は2段目を繰返し、奇数段は3段目を繰り返します
これが基本となります。あとは応用で読み解いていってください。
いくつも読んでいるうちになんとなく分かってくるものですし、頭の中で読むだけでは分かりにくいときも、このように図にしてみたり、少し編んでみると分かってくるものです。
というわけで、本日は繰返し部分の読み方の基本でした。
ちょっと私も読めるかな、という方は、英語パターンの基本の読み方を説明しましたので、そちらも合わせてどうぞ。
英語パターンの基本の読み方はこちら
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