かぎ針編み(Crochet)「リフ編みに合うかぎ針の形とサイズって?」

皆様こんにちは、スザンナのブログへようこそ(*´▽`*)
今日はリフ編みについて少し詳しくお話してみようと思います

リフ編みはトルコ発祥の編み方で
玉編みを繰り返して編んでいく手法です

その中でもジャスミンスティッチと呼ばれる編み方が
海外でも人気が出て
日本では、リフ編みイコールジャスミンスティッチと言っても過言ではありません

そのジャスミンスティッチなんですけど
編み方が良くわからない(これは今回は置いておいて、、、)
上手に編めない
という悩みを時々お聞きします

ということで今回はなぜ上手に編めないのかということに焦点を絞って
お話します



これは私が編んだリフ編み
良く見てもらいたいところは
花模様の中心

上手く編めないっておっしゃる方の場合
①花の中心に穴が開いてしまう
②一度に引き抜くところで糸が引っかかってしまう
③何回も糸を引っ張ってくるときに前の糸がかぎ針から外れてしまう
の三つではないかと思います

これらの三つのお悩みの原因は恐らくお使いになっているかぎ針にあります

私はどちらかというと道具に頼るタイプです
それは昔、主人から言われた言葉が大きいんですけど
アメリカにはある有名な工具メーカーがありまして
その工具の素晴らしいところは
手先が不器用でも上手に作業ができる、という点です
だから良い工具を使えば良い仕事ができる、というわけです

かぎ針において言えることは
つまり、良いかぎ針は、メーカーがいろんな人からの意見を参考にして作ります
特にグローバルブランドだと世界中の人の意見が集まってくる
そうして一番最適なかぎ針を試行錯誤しながら作ってくれる 
そのメーカーの型だけ取って、鋳型に流し込んだだけのかぎ針がノーブランド品
アメリカのBoyeはちょっと出来が粗雑なので
ノーブランドかなって一瞬思うこともありますが
それでもかぎ針の形にはこだわりがあります














ノーブランド品は、いろんなメーカーの真似しやすそうなところを寄せ集めて作ってます
そのほうが良いかぎ針になるから、というわけではなくて
それらしく見えるように一番簡単なところを真似するわけです

Boyeのようなカラーリングのセット









アミュレのようなカラーグリップ付のセット 

ペンEのような平たいグリップのセット 












エティモのようなピンクや黒のカラーグリップのセット









アミアミのようなダブルフックセット













見たことある人も多いんじゃないでしょうか

これらは全て、見た目にはそれぞれのメーカーの雰囲気です
でも、買う時、良く目を凝らしてかぎ針の先を見てください
どのセットも全て同じヘッドになってます
全て同じ型を用いた鋳型の流し込みです
さらに、高級メーカーは鋳型に流し込んだ後丁寧に磨きをかけます
塗装もトリプルコーティングくらいはしてると思います
でも、こういったノーブランド品は流し込んだままです
丁寧に磨きをかけることはありません
値段が上がってしまうから
コーティングもシングルだと思います
安い塗料を使ってます
トップコートはかかってません
値段が上がってしまうから
これがコピー業界の実情です
コストをいかに下げて利幅を取るかが大切な世界です
値段を上げるわけにはいかないので手抜きをするしかないんです

これはどんな世界でも同じです
工具であれ、キッチンツールであれ、全て同じです

スーザンベイツのかぎ針のコピー品が出回ってないのは
あの形は鋳型では難しいからなんです














それでも、木製やプラスチック製なら真似しやすいので
似たものを作っているメーカーもあります(どことは言いませんが)

だからと言ってこれらのノーブランドが悪いというわけではありません
道具に頼らない分とても上手になります
道具の癖を読む力が付きますからどんなメーカーのかぎ針も使いこなせるようになります
出来の粗いヘッドも使っているうちにバリが取れてスムーズになってきます
腕をはぐくむ、かぎ針を育てる、という喜びがある
そうなると愛しさも出てきます
また、安く始められるのでハードルが下がります
ちょっとやってみようかなって時に高い道具を買う勇気出ないと思うので
初心者の方は本気になるまではノーブランドで良いと思います
私がそうだったので、そこは自信をもって言えます
ちょっと物足りなくなった時に良いものにシフトしていく
その時に良いものを使うことで違いが良くわかるようになります

じゃあ、次に、かぎ針って形だけ気にしたらいいの~?
ってことでもないんです
他にも気にしなければならないポイントがあります
それはかぎ針のサイズです

このサイズ、本当に大切です
かぎ針の形はリフ編みが編みやすいかどうかの見極め
かぎ針のサイズはリフ編みの出来上がりを左右します

ということで、リフ編みに合うかぎ針の形とサイズ
さらには、なぜそのかぎ針だとうまく行かないのか
という理由も調べてまいりました
実際に、いろんなかぎ針を使って編んでいきます
それでは
早速動画をどうぞ~(ちょっと長いです)


こっちも良かったらどうぞ~(*´▽`*)