【編み物】【英語パターン】基本の読み方
みなさん、こんにちは、スザンナです。
本日は、英語パターンに興味があるけれど、読み方が分からない、という方のために基本的な読み方についてご紹介したいと思います。
前回のブログでもご紹介しましたが、英語のパターンには専門用語が含まれ、そしてその多くの場合、スペースを節約するために略語が使われています。
またかぎ針編みの世界では、USタームズとUKタームズと呼ばれるように、イギリス用語とアメリカ用語にも分かれています。
そんな話は初めて聞いたかも、という方はこちらをご参照ください。
ROWAN ウェブサイト |
まず編む前にパターンをひととおり読んでみよう
どの出版物も全く同じ略語、全く同じ配置、全く同じ用語を使っているわけではありませんが、いくつか読んでみますとある一定の法則に気づかれると思います。
今からお話する内容に呼応したパターンの各部分は赤く囲んでおきます。どこに書いてあるのか、どんなふうに書いてあるのかも合わせてご確認いただくととても分かりやすいのではないかなと思います。
1.パターンの外観
だいたいにおいて、パターンではまず出来上がり写真があり、そのパターンに名付けられた名前が書いてあり、簡単な説明が記載されています。
2.パターン番号について
パターンに出版社や毛糸会社の番号や記号が付いていることもあり、その番号や記号で検索するとパターンで使われた毛糸や道具が購入出来たり、そのパターンがダウンロードできたり、あるいは出版社にその番号や記号をもとに質問することが出来ます。
3.スキルレベルについて
また、日本とは異なって、特に英語圏のパターンにはスキルレベルが記載されていることが多く、スキルレベルは一般的に次のように分かれています。
Beginner
Easy
Intermediate
Experienced
4.種別について
また、海外パターンでは、たいていの場合、そのパターンが「かぎ針編み」か「棒針編み」か分けられていて、編み物というひとくくりではないこともお分かりいただけるでしょう。
5.その他の情報
その他、デザイナーがいる場合には、デザイナーの名前が記載されていたり、使う道具の種類や毛糸の種類と量が記載されています。使われている色が自分に似合わない色や、好きではない色の場合、種類が同じなら違う色に変更することもできますね。
メートルとヤードの違い
グラムとオンスの違い
6.サイズについて
そして、ここも日本とは大きく異なるのですが、海外パターンでは特に着るものの場合、サイズが設定されていて、同じパターンでも違うサイズで編むことが出来るようになっています。そして、これが特に私が海外パターンをお勧めする理由の一つでもあります。特にお子さんのものをお編みになる場合、サイズが分かれていないと本当に困りますよね。
日本ではサイズごとの編み目の数の違いや段数の違いはなく、1サイズでの編み方が多いように思います。(最近のパターンを見ておりませんので違っていたらごめんなさい。)
もちろん、マフラー、バッグ、ブランケット、クッションカバーなどのように規格サイズが決まっている物の場合はサイズ設定は必要ないので、その場合は仕上がりサイズだけ記載されていることが多いと思います。
7.ゲージについて
さて、続いてゲージです。ゲージは嫌い、とか、ゲージは必要ない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲージは編み物の世界では実はとても大切です。過去にもゲージについてまとめたことがあります。よろしければお読みください。
8.数字がいっぱい並んでる理由
パターンの中を読んでいきますと、いくつも数字が並んでいることがあります。時には( )でくくられているものもあるでしょう。これらが先ほど出てきたサイズの違いです。
その時は、まず自分が何番目の数字を追いかけなければならないかを把握すると間違えずに編むことが出来ます。
9.そのサイズだけの特別な編み方がある場合
また、パターンの途中で段落がいくつもに分かれていて、その冒頭に〇〇サイズ、と書いてある場合があります。この場合は、自分のサイズが書いてある段落を探して、違うサイズのところとは区別するようにします。
繰返し部分の読み方の基本はこちら
10.略語がある場合
また、パターンの冒頭、あるいは最後に略語が掲載されている場合があります。そこに目を通しておきますと、どんな編み方が出てくるのかを事前に知ることが出来ます。USタームズにおけるかぎ針編みの略語の一覧表はこちら
11.注意事項はここで確認
また、冒頭、あるいは最後に欄を設けて詳しく文章が書いてある場合、たいていが注意事項です。
特別な編み方が出てくる場合、この部分で詳しく説明されていて、本文では触れられないこともあるので、突然見たこともない記号や略語が出てきて訳が分からなくなった時は、冒頭や最後を見るようにしましょう。
そのほか、海外のパターンでは編み図ではなく文章で説明されることも多々あります。
模様編みなどが含まれる場合、模様編みの部分だけを抜粋して、冒頭に欄を設けて模様編みの詳しい説明がされている場合、本文では触れられないので、必ず先に目を通すようにしましょう。
12.最後のページの図面も忘れずチェック
編み図で説明される場合は、本文の後の図解説明の欄に編み図が掲載されることがよくあります。
さらに、出来上がり寸法の詳しい図面もパターンの最後のページに記載されています。ただし、インチで記載されている場合もありますので注意しましょう。
インチとセンチの違い
グラムとオンスの違い
モチーフつなぎなどの場合は、つなぐ順番や色の配置などが最後のページに記載されているので、合わせて目を通しておきましょう。
さて、いかがでしたか?
何となく大まかな要素をつかむことが出来ましたか?
13.このパターンが気に入ったら
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今回、サンプルでご利用させていただきましたパターンを編んでみたい、という方はこちらからダウンロードしていただけます。
毛糸の種類や編んだ方々のレビューなど、詳しいページはこちらをご参照ください。
https://www.yarnspirations.com/red-heart-father-pullover/RHC0429-021373M.html?cgid=patterns
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
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